アイテム

ゴムボール

後遺症の度合いや目的によって、工夫が必要な時は、変幻自在になるアイテムです。
•手の自由度が悪いうちは、肘かけ付きのイスに座り、机の上でトレーニングする方が良いが、足やお尻でしっかり体重を支え、机に対し背骨,肩、頭を平行に保ちながら、腕の力だけで行ってください。手が開かせられない場合は、そのままで良いので、ボールの弾力や、動かす感じを、ゆっくり感じながら、感覚を覚えて行って下さい。
•アプローチしたいところによっては、投げる、たたく、蹴るetc.いろいろできます。

マッサージ棒

後遺症が癒えるまでの、長い相棒のような存在になりうるアイテムです。
手や腕にたいしては、有効性が多く、足の筋肉に比べ、小さい筋肉が多いので、上手く使えれば、少ない力で効果をあげられると思います。
内反尖足がある場合は、足底、内くるぶしからかかとの間、前後脛骨筋などは、やってみる価値あり。使い方は痛みを感じる所を、棒の先でゆっくりと押すだけですが、多少の筋肉、腱、支帯の知識があった方がより良いと思います。
例えば、手が開けないという場合は、手のひら側の筋肉が、縮こまったままになって、伸びれなくなっている場合が多いので、少しずつほぐしながら伸びる事が出来るようにとイメージして行って下さい。あまり痛すぎると、逆効果になることもあるので、焦らず、良くなっているかを感じながら。改善が感じられない場合は、すぐ中止してください。その場合は、私の取り扱い説明書として聞き流して下さい。
余談ですが、このマッサージ棒は、私の畑の栗の木で、リハビリになると手作り致しました。
使えば使うほど、風合いが出て、手になじむような気がします。いろんな意味で自分自身で、リハビリに真剣に取り組むきっかけとなりました。

らくちんボード

私は、内反尖足がひどく、土踏まづのアーチが異常に高く、指は小さな物を掴んでいるように丸まっていました。しかも、下垂足なので、装具がなくては、立つだけでも難しい状態が長く続いていました。
セラピストから、色々なストレッチや運動療法の指導があり、私もセラピストの言っているようにトライしていましたが、その姿勢をしようとするだけで、身体中に緊張が入ってしまって、本当は転倒しそうで、怖くてしょうがなかったのを、何とかしたくて考えました。
座っていれば、だいぶ楽で、リラクッスしている時はもっといい。その時ならもっと、無理なくストレッチできるのではないかという発想で、この形にたどり着きました。
食事や読書など、座っている間中、足の下に敷いていて、痛くなったら、土踏まずの突起はフリーな状態で置いてあるだけなので、ずらしたり、外したり出来ます。
一石二鳥以上の感じがあり、私の満足度は百点満点なアイテムです。

 

らくちんアライメント

「一日4000歩を下回ると、寝たきりになりますよ」と退院時に、セラピストから注意を受けたのがトラウマになり、自分の体調や天気に関係なく、4000歩を達成するのに、一日の大半を費やす日々になってしまいました。
自分の限界まで歩いて、家に戻り、ソファーで横になって休む繰り返しが、一日10回前後必要になる。その休んでいる時が、無駄に感じていた。
ソファーに寝ながら、何か出来る事はないかと考えたのがきっかけです。
もう足は無理なので、手を改善したいと考えると、歩いている時、地面に映る私の影を見ると、麻痺側の肩や腕の形が障害者のそのものを映しているのです。
よく目で見ると、腕がくの字に曲がり、脇の下から体にベッタリ絡みつき、肩の先端が、肩甲骨を巻き込みながら、前へ突出している。肩幅も、右だけ狭くなり、ポロシャツの右肩がワンサイズ大きいようにずり下がる。背中は、見えないが、セラピストから指摘されたイメージでは、肩甲骨が体から離れてしまっているようだ。
手首や肘を伸ばし、肩を元に戻し、肩甲骨を、体に引き付けるイメージを、ソファーで休んでいる間を利用してやるには、この形になりました。あまり他人に見せるのは気が引けるため、今は自己満足ではありますが、私にとっては心強い親友です。

バランスボード

両足の中心に、重心がのっていないと、バランスが取れない、ごまかしがきかないアイテム。
通所リハビリのPTさんが、私には、良いトレーニングになるだろうと紹介してくれました。
最初は、まったく重心が取れなく、大汗をかいて取り組んでいましたが、膝を軽く曲げたり、体幹が砕けないようにしたり、頭の位置に注意を払ったり、とにかく体中の感覚を微調整しないと使いこなせなくて、見た目以上に理にかなった、シンプルでコストパフォーマンスが優れている。
ちなみに、私が使っている物は、手作り致しました。丸ノコやインパクトドライバーetcは使う目的を作らないと、練習する機会がありません。又、自分で作った物は、構造も熟知でき、より理解が深まります。


装具

 

 

 

 

 

 

私の足首は、内反が酷く、スネに対して90度近く曲がり、左足の方に足裏が向いてしまって、体重はまったく支えられなかったのを、補助してくれた。
装具を使えば、歩く練習が出来る。車椅子が必要なくなる。いろんな意味で回復していく為には、必要なアイテム。
格好が悪いなどとくだらない事を考えるより、今は、この道具を使って、体を治す事が先決で、いつかは、必ず装具なしで歩いてみせる。
近くの字が見にくくなったら、老眼鏡を皆が当たり前に使う。そんな事と同じだと、自分に言い聞かせたのを思い出します。

ユンボ

もう、元は取ったと思われるほど、頼もしい相棒のようなアイテム。もし脳卒中にならなかったら一生、必要なかったと思うが、当たり前の簡単な事が出来なくなった、情けない自分を少しでも、一人前に近づけようと考えた結果、私にとっては、思い切って手に入れる決断をして本当に良かった。
重いものを運んだり、庭を整備したり、台風で被害が出た時などは、ユンボが活躍してくれました。どうやってオペレートしているんだと、思われると思いますが、手のひらは握ったままでも、少し腕が思うように動かせれば、人間工学的に上手く出来るんだと思います。操作は難しくありません。
障害を負った自分を補うつもりだったが、それ以上の自信を私にもたらしてくれました。
自家用ユンボは、一般的ではありません。考え方しだいで、いくらでも脳卒中で失ったものを、取り返せるという一例として聞き流して下さい。

超音波治療器

私の場合セラピストから紹介され、「物理療法マニュアル」という本を読んで、理解してから自己責任のもと使用しました。超音波治療器を購入しようと調べましたがどれも、医療機器ばかりで個人で買える金額でなく、やっと手頃なものを見つけました。
あまりに価格の差があり本当に、効くのか半信半疑で使ってみましたが、私にとっては物凄く効果がありました。手やマッサージ棒では、揉みつくしただろうと思っていた所でも、まだ足りないことが、ハッキリ分かるほど実感出来ました。
悪さをしている部分に当たると痛みや、温かさを感じ、どこがいけないのか良く分かり、しかも段々良くなる感じがしました。患者として、ここを良くしたいと狙って、超音波治療器を当てた場合、その場所に対して効果が有るときは、何らかの違和感が生じますが、効果なしというときは何も感じず、無駄な取り組みがなくなります。それを感じながら自分で行うのが、いろんな意味で納得できると思います。
上肢には、相性がいいと思いますが、下肢は場所によってまちまちですが、正常でなくなった組織を振動させる事により、段々もとに戻すように私には感じられます。
私自身は、自分自身を試すのは問題でなく、ダメで元々もし良くなったらラッキーな事だと考えていますので、もし試される場合はよく調べてから、自己責任でお願いします。

超音波器 US PRO 2000 2nd edition 【超音波治療器メーカー Roscoe Medical社 製造】健康機器

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感想(153件)

 

お箸 介護用品

機能など工夫されており、色々なデザインがあり、使ってみないと、自分にとって使いやすいか分かりにくく、迷うと思います。私はこのアイテムが一番使いやすかった。
食材を掴み、口まで持っていく際、支持性や安定感があり、粗相するという不安が少ないように、考えられていると思います。
どんなトレーニングも難易度を、自分に対して適切な高さに設定すると、小さな成功体験に繋がり、気持ちよく生活することにつながります。

パワープレート

通所リハビリのPTさんに、エクササイズマシーンとして紹介されたのがきっかけですが、最初はビーンと体全体が痺れただけと感ましたが、何故か歩きやすくなっていました。何回か試していると、確実に動きやすくなっていました。欲しくなったので、価格を聞くと200万円ほどするマシーンで、躊躇していましたが、パーソナルタイプで35万円の物があると知り購入しました。私の使い方としては、
①寝起き時は体が固まって棒のようになって、ウォーミングの運動を4~50分しないといけなかったのが、1~2分パワープレートに乗れば十分だった。
②どこか痛い所が出ても乗ると楽になって回復もはやかった。
③人の手でマッサージをするのは、体ばかりか心まで癒されるので効果は有るが、とにかく早く全身におよぶ感じがするので、即効性があり、誰も疲れさせない。
本当の用途とは違った使い方をしていますが、結構頼りになります。
手すりなど安全対策もしてから使うと良いと思います。

履きやすく、脱ぎやすい靴

脳卒中後から靴は、大事なパートナーのようなアイテムとなりました。
①右手の問題で紐を締めたり、緩めたり出来なくなった。
②足首が動かず、甲の部分を緩くしないと履く、脱ぐ両方が出来ない。
③椅子に座って行わないと、踵を押し付けられない。
④安全に歩くためには、ホールドしてくれる必要がある。
⑤右足のむくみが、日によって違ったので靴のサイズが一定でない。
全てが可能に出来る靴は、マジックテープやボアで足の甲を締める靴でした。

パルスオキシメーター

血中酸素飽和度を測定。計測値が安静時で、95%~100%なら正常。90%以下だと呼吸不全。
脳卒中後に息苦しさや、少しの運動で息が上がってしまうようなら、数値で判断できるので良いと思います。
私の場合は少し動くだけで息切れが激しかったが、呼吸理学療法を受けてから、楽に生活やトレーニングができるようになった経験があります。

シャワーベンチ

シャンプーや体を洗う時や湯船に出入りするのに安全に行える。椅子の座面の高さと浴槽のフチの高さを揃えて、両方に腰かけてから湯船に出入りすると安定します。
脳卒中後、毎日お風呂に入り一日をリフレッシュしたり、強張っている手足をゆっくり温めるのが、ほっとする瞬間でした。軽いトレーニングをしたりと、私にとって重要なルーティンになっていました。
お風呂を頂くのを楽しみにしている私にとって、安心して一人でゆっくりと湯に浸かるために良い相棒です。健康な方でもお風呂で転んでケガをしたと聞くこともあり、そんな時には紹介しております。

フットマッサージャー (ローラー)

私は足裏やふくらはぎを、マッサージするためにつかいました。・内反尖足で、筋緊張しているのを緩める。・非麻痺側の足も負担が大きくコリをほぐす。・マッサージ師の友人のアドバイスで、眠れない時は頭の興奮が冷めない時が多いので、足を刺激したりして注意をむける。など
私はローラータイプが好みですが、いろいろなタイプがありますので、ご自分に合った物をお探しください。

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